鎌倉ではたらく太守のブログ

愛犬家で歴オタ、うつつなき者の備忘録。湘南ベルマーレを応援中。

『髑髏皇帝』ー宿命に翻弄された北条時行、足利直冬、楠木正行を描くホラー小説

南北朝時代を舞台にしたホラー小説『髑髏皇帝』(田中文雄著、講談社)が電子化されていたのでキンドルで購入し、先ほど読了。最初はふつうの時代小説、歴史小説風じゃったが、途中から一転して怨霊どもが跋扈する展開に。なんかもう勢いで読了してしまったよ。髑髏だけにw

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髑髏皇帝
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北条時行、南朝に帰参〜ただ尊氏・直義等が為に、其恨を散ん事を存ず

久しぶりの鎌倉北条氏ネタは高時が遺児・北条時行について。鎌倉幕府が滅亡した折、諏訪盛高に守られて信州へと逃れた亀寿丸こと北条時行。その5年後、中先代の乱決起し、一時は鎌倉の奪還に成功する。じゃが、あっさりと足利尊氏に鎮圧され、再び敗走する。

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人世虚しい応仁の乱

昨年末あたりから、中公新書の『応仁の乱』(呉座勇一著)が売れてるらしい。「なんで今、応仁の乱?」と思わんでもないが、とにかく売れているらしいので、わしも読んでみたのじゃが……かなり厄介な代物じゃったぞ。

応仁の乱 - 戦国時代を生んだ大乱 (中公新書)
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海北友松のこと〜葉室麟『墨龍賦』を読んだので、その感想もちょびっと

葉室麟さんの新刊『墨龍賦(ぼくりゅうふ)』(PHP研究所)を読了したので、今日は、その主人公・海北友松について。海北友松は桃山時代の絵師で、建仁寺の障壁画はとくに有名。この本の表紙絵となっているのはそのうちの「雲龍図」で、ここには友松が交流した武人たちの魂が宿っておるみたいじゃ。

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新野左馬之助親矩〜「井伊家1000年の恩人」と賞される律義な男のこと

浜松の龍潭寺にひっそりとあった新野左馬之助親矩の墓所。「井伊家1000年の恩人」と賞される人物で、「おんな城主直虎」では苅谷俊介さんが演じておられる。わしが龍潭寺を訪れたとき、井伊直虎墓所には人だかりができていたが、こちらには数人しか訪れる人はいなかった。まあ、ドラマがすすんでいくうちに、いずれ脚光を浴びるであろうが、本日はそんな新野左馬之助親矩について少々。

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映画「本能寺ホテル」をみてきたので感想を。ネタバレちょびっとあり

海賊よりこっちだろ!と思い、映画「本能寺ホテル」をみてきたので、若干の感想を書いておく。ネタバレもあるかもしれないかな。といってもこの映画にネタバレもなんもないような気がするけど。

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血戦、烏頭坂。「島津の退き口」を訪ねて、島津豊久がドリフとして召喚された現場を特定してきた

こちら関ケ原からほど近くの烏頭坂。そう、あの島津の退き口で命捨てがまった島津豊久が、ドリフターズとして異世界へと漂流することになった場所じゃ。昨年の大晦日に聖地巡礼してきたので、今回はそのときのことを書いておこう。

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