北条高時.com

うつつなき太守(なりきりです)による歴ヲタの備忘録

九戸政実はなぜ、秀吉に喧嘩を売ったのか

このGWに東北旅行に行ってきたのじゃが、その折、九戸城跡に立ち寄ってきた。高橋克彦さんの『天を衝く』、安倍龍太郎さんの『冬を待つ城』に感化され、一度は訪れたいと思っていたんじゃが、ようやく念願がかなったというわけ。

この度、贈与税が非課税となった「三種の神器」について

天皇陛下の退位を認める皇室典範特例法が成立した。終身在位を定めた明治以降で初めて、光格天皇以来約200年ぶりの退位が実現する。いうまでもなく天皇陛下の「お気持ち」表明を受けてのことじゃ。

伊勢原に大友皇子のお墓があると聞いて訪ねてみた。

所用で伊勢原にいったのじゃが、なんでも大友皇子の墓がこのあたりにあると聞いて訪ねてみたんじゃが……あったあった、やはりあった! 東丹沢、大山麓の日向渓谷、日向薬師の林道を入っていくと難なくみつけることができた。じゃが、なんで、大友皇子の墓が伊…

小栗上野介忠順と横須賀製鉄所〜同じ売家なら土蔵付のほうがよい

今日5月27日は日本海会戦があった日。明治38年(1905)5月27日、日本の連合艦隊はロシアのバルチック艦隊を破った歴史的な一日じゃ。わしも司馬遼太郎さんの『坂の上の雲』を胸熱で読んだひとりじゃが、もしこの一戦で連合艦隊が敗れていたら、日本はロシア…

覇府の最後のリーダーといえば、江戸幕府は徳川慶喜、室町は足利義昭、鎌倉は北条高時!

一年に一度やってくる「鎌倉の一番長い日」。今日、5月22日は新田義貞の鎌倉攻めにより、北条一族が自刃、鎌倉幕府が滅亡した日。正慶2年、西暦でいうと1333年のことじゃよ。

足利義政はそんなに無能な将軍だったのか?

呉座勇一氏の中公新書を読んだのをきっかけに、応仁の乱について備忘録的に書いていくシリーズ。今日は将軍・足利義政についてじゃよ。

細川勝元と山名宗全 応仁の乱の東西両軍の総帥のこと

呉座勇一氏の中公新書を読んだのをきっかけに、応仁の乱について備忘録的に書いていくシリーズ。ペースがだいぶ遅いけど、今日は両大将・細川勝元と山名宗全についてじゃよ。

御霊合戦…畠山義就と政長の不毛なお家騒動と応仁の乱のはじまり

呉座勇一さんの中公新書を読んだのをきっかけに、応仁の乱について備忘録的に書いていくシリーズ。まずは乱の直接的なきっかけになった畠山氏のお家騒動についてじゃ。ちなみに写真は今年の正月に行った上御霊神社。文正2年(1467)1月18日、ここ御霊の森に…

今川義元の首は桶狭間の後、どうなったのか

今週の大河ドラマ「おんな城主直虎」は前半の大きな山場ともいえる桶狭間の戦い。ついに今川の太守様が討ち取られてしまった。ドラマでは太守さまの象徴ともいえる豪奢な扇が泥にまみれて踏みにじられている場面をもって、その最期を描いていた。太守さまが…

『髑髏皇帝』ー宿命に翻弄された北条時行、足利直冬、楠木正行を描くホラー小説

南北朝時代を舞台にしたホラー小説『髑髏皇帝』(田中文雄著、講談社)が電子化されていたのでキンドルで購入し、先ほど読了。最初はふつうの時代小説、歴史小説風じゃったが、途中から一転して怨霊どもが跋扈する展開に。なんかもう勢いで読了してしまった…

北条時行、南朝に帰参〜ただ尊氏・直義等が為に、其恨を散ん事を存ず

この記事は移転しました。

人世虚しい応仁の乱

昨年末あたりから、中公新書の『応仁の乱』(呉座勇一著)が売れてるらしい。「なんで今、応仁の乱?」と思わんでもないが、とにかく売れているらしいので、わしも読んでみたのじゃが……かなり厄介な代物じゃったぞ。