鎌倉ではたらく太守のブログ

愛犬家で歴オタ、うつつなき者の備忘録。湘南ベルマーレを応援中。

太平記

高倉健さんが亡くなりました。ご冥福を……

俳優の高倉健さんが亡くなりました。83歳とのこと。 健さんといえば、「幸福の黄色いハンカチ」や「南極物語」「鉄道員(ぽっぽや)」、そして数々の任侠映画。マイケル・ダグラスや松田優作と共演した「ブラック・レイン」も印象的じゃった。寡黙で不器用な…

番場宿・蓮華寺に北条仲時を偲んで……

お盆のさなか、米原市番場の蓮華寺を訪問してきた。そう、北条仲時以下430余命が自刃したお寺じゃ。前々から行こう行こうと思っていたのじゃが、ようやく念願がかなったというわけ。

名越流北条高家…戦国のイケメン・名古屋山三郎のご先祖様

久しぶりの「太平記」ネタは、名越(北条)高家について。名越流北条氏は、北条義時公の次男・北条朝時を祖とし、名越の地にあった祖父・時政公の邸を継承したことから名越を称した。俳優の高倉健さんが名越流北条氏の末裔というのは、知る人ぞ知るトリビア…

貝吹地蔵…太守の首を新田に渡すな!

本日5月22日は、新田義貞の鎌倉攻めにより、北条高時以下一族が集団自決し、鎌倉幕府が滅亡した日。ということで、鎌倉の宝戒寺では、北条一族を供養するための德崇大権現大般若転読会が開催された。

最後の六波羅探題南方、北条時益の無念……

最後の六波羅探題南方は政村流 北条時益。元弘の乱では、六波羅探題北方の北条仲時とともに笠置山の戦い、赤坂城の戦いに勝利し、その後も、後醍醐帝の隠岐配流や畿内凶徒の鎮圧に尽くしていたが、さいごは足利高氏の寝返りで六波羅は陥落。 無念じゃ……

六波羅探題陥落…北条仲時と妻・北の方、今生の別れ

今日5月9日は、最後の六波羅探題北方、普恩寺流の北条仲時の命日。湯口聖子さんの漫画『「夢語り」シリーズ』の影響もあり、女性にたいへん人気があるらしいのう。

生品明神で新田義貞が挙兵…我らは源氏、北条は平氏、ゆめゆめ平氏の犬に成り下がるではないぞ

今日5月8日は、新田義貞が挙兵した日じゃ。

えっ? あの源頼朝公の肖像画って、ほんとうは足利直義なんですか?

足利高氏という男は、よくわからん男じゃ。感情の振れ幅が大きく、どことなく優柔不断で。それを支えたのが弟の足利直義、ということなんじゃが……

後醍醐天皇を影で支えた妖僧・文観のこと

今日は、後醍醐天皇による鎌倉討幕計画に加担した妖僧・文観のことじゃ。 文観は円観とともに、後醍醐天皇中宮・禧子の安産祈願にかこつけて、関東調伏を行ったので、硫黄島へ遠流にしてったんじゃよ。

その交会遊宴の体、見聞耳目を驚せり…日本史上もっと有名な無礼講、そして正中の変へ

師走のあわただしさのなか、連日、忘年会が続く今日この頃。 わしも「今日は無礼講で!」なんていわれて、つい調子にのって飲み過ぎて評判を落とさぬよう、自戒しておるところじゃ。 ところで、日本史上でもっとも有名な無礼講といえば、やはり「太平記」に…

新田義貞と稲村ヶ崎…投げ入れし剣の光あらわれて千尋の海もくがとなりぬる

早朝の稲村ヶ崎。明治天皇御製「新田義貞」 投げ入れし剣の光あらわれて千尋の海もくがとなりぬる 元弘3(1333)年5月、新田義貞は三方から鎌倉に攻め込んできた。極楽寺切通からは大館二郎宗氏、江田三郎行義を大将に十万余騎。巨福呂坂からは堀口三郎貞満…

宮様らしからぬ気骨の人…大塔宮・護良親王のこと

今日は大塔宮こと護良親王のことじゃ。たしか大河ドラマ「太平記」では堤大二郎さんが演じていたはずじゃ。

覚海尼円成…女丈夫な北条高時の母が余生を過ごした伊豆・円成寺跡

円成寺は、ワシ・北条高時の母・覚海尼が、北条氏滅亡後、一族の菩提を弔って余生をすごした尼寺じゃ。すでに廃寺になっており、伊豆の国市教育委員会が発掘調査をしてきたが、現在は埋め戻され、立ち入り禁止になっている。もともとは北条氏の居館があった…

洲崎古戦場跡・赤橋守時の最期…万死を出て一生を得、百回負て一戦に利あるは合戦の習なり

鎌倉幕府が滅ぶとする、北条一族もただ皺腹をきっただけでない。鎌倉市深沢地区、ちょうど湘南モノレールの湘南深沢駅近くの洲崎古戦場跡碑。ここは赤橋守時最期の地じゃ。

十一人塚…新田勢大館又次郎宗氏を将として極楽寺口に攻入らんとせしに……

極楽寺から稲村ケ崎へむかう途中にある十一人塚。鎌倉攻めの折、極楽寺坂の激戦で戦死した、新田義貞軍の武将・大館宗氏らを慰霊する碑がある。大館宗氏は新田義貞の父・新田朝氏の娘婿。義貞とは義兄弟にあたる。義貞からの信頼も厚かったようで、宗氏は極…

鎌倉陥落。そのとき北条時行(亀寿)は……

北条高時の嫡男・万寿(邦時)が五大院宗繁に裏切られ、悲しい最期を遂げたことについては昨日書いたが、今日はその異母弟の亀寿、のちに中先代の乱をおこす北条時行についてじゃ。

【悲報】五大院宗繁の裏切りで北条高時の嫡男・邦時(万寿)が惨死

久しぶりの「太平記」ネタは、北条高時の子、邦時こと万寿丸について。鎌倉幕府が滅亡したのは元弘3/正慶2年(1333)5月22日のこと。その直前、新田義貞が鎌倉に攻め入る前に、ワシは二人の息子を逃そうとしたんじゃ。

鎌倉宝戒寺の德崇大権現大般若転読会に行ってきたぞ

今日5月22日は鎌倉幕府が滅亡した日。ということで、ちょうど仕事もお休みだったので、鎌倉の宝戒寺で行われる德崇大権現大般若転読会へ。

足利高氏の裏切り…時節相応天命の授くる所なり。

今日は4月29日、足利高氏が鎌倉を裏切った日。 後醍醐天皇が隠岐を脱出し、西国がにわかに騒々しくなってきたため、鎌倉幕府は名越高家と足利高氏を派遣したわけじゃが、高氏にはまんまとしてやられましたのう。 結果論ではあるけれど、足利高氏を鎌倉から…

足利家時の置文……三代の中にて天下をとらしめ給へ

しかし、足利高氏はなにゆえ、鎌倉を裏切ったのでしょうか? まさか、高時の愛犬に噛みつかれたことをまだ根にもったとか? それとも、父・足利貞氏の喪も明けぬうちに、笠置攻めを命じられ、仏事もろくにさせなかったことを恨んでいる? それとも……

妖霊星―天王寺のえうれいぼしを見ばや

今夜の大河ドラマ「八重の桜」のタイトルは「妖霊星」。ちょうど大老・井伊直弼が日米修好通商条約を無勅許で調印したことに文句をいいに押しかけてきた徳川斉昭らを蟄居させ、その日、夜空に巨大なほうき星があらわれる、という回でした。なんでも、この「…

赤坂城、千早城の戦い…楠木正成は日本の諸葛孔明か

謹賀新年、本年もよろしくお願いいたします。 ということで、新年はじめての更新は、楠木正成についてじゃ。

正成一人 未だ生きてありと聞召され候はば 聖運遂に開かるべし……

しかし、河内の悪党が大楠公じゃからのう。楠木正成という男、南朝よりの『太平記』はもちろん、北朝よりの『梅松論』でも評価は高く、その悲劇性もあり、今なお、人気を博している。

後醍醐天皇の忠臣・吉田定房…王者は仁を以て暴に勝つ事

吉田定房卿について。 父・吉田経長は亀山上皇、後宇多上皇に仕え、定房も早くから大覚寺統のために働く。後醍醐天皇が即位すると重鎮のひとりとして活躍し、内大臣に昇進。北畠親房、万里小路宣房と合わせて「後の三房」と呼ばれた。 後宇多法皇が院政を停…

倒幕も南北朝の争乱も、すべては後醍醐天皇のわがままから?

今日はちょっと恐れ多いというか、僭越というか、後醍醐天皇についてじゃ。鎌倉幕府の滅亡も、南北朝の騒乱も、すめてこの御方のキャラによるものなのじゃ。

土牢に押し込められた大塔宮・護良親王

鎌倉宮の祭神は護良親王。大塔宮とも呼ばれる。そう、鎌倉幕府討伐に尽力した後醍醐天皇の皇子のことじゃ。

北条高時、長崎父子を粛正し、幕政改革に乗り出すも失敗

北条高時といえば、闘犬と田楽にうつつをぬかし、政治を顧みなかった暗愚な人物、というのが世間一般の見方のようじゃのう。その点については、「太平記」ではかなり大げさに書かれている面があるものの、否定することはできぬ。じゃが、ワシはワシなりに、…

嘉暦の騒動…北条得宗家の家督継承を巡り、世間聊か騒動す

正中3年(1326)3月13日、『鎌倉年代記』にはこう記されている。 正五位下行相模守平朝臣高時所労に依って出家す。 この後世間聊か騒動す。 ワシはもともと蒲柳の質ゆえ、兄弟たちも夭逝している。このころには、病を患い、執権の職もままならなくな…

長崎円喜・高資父子 世の中の大小事、ただ皆この円喜が心のままなれば…

今日は長崎円喜・高資父子について少々。NHK大河ドラマ「太平記」では、フランキー堺さんが円喜を、西岡徳馬さんが高資を演じて、片岡鶴太郎・高時と3人、なかなかの好演じゃった。

北条時政の江ノ島参籠—北条の天下は七代まで?

ごぞんじのように、北条氏は桓武平氏・平直方公を祖とするが、大いに世に出たのは北条時政のときのこと。