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うつつなき太守(なりきりです)による歴ヲタの備忘録

湘南 VS 新潟 2016、J1開幕戦。今日のハッピーターンは歯ごたえありすぎてベルマーレは黒星スタート

待っているのは、最高の週末だ! 2016 Jリーグがいよいよ開幕。やっぱり、サッカーのある生活っていいのう。週末を楽しみに1週間、仕事がんばれるし。今年は大げさでもなんでもなく、湘南ベルマーレ史上、最高のワクワク感と、やってやるぞ感に満ちたシーズン開幕だと思う。さらなる高みへ向かうのか、暗黒時代に逆戻りなのか、その分かれ目になるシーズンといえるかもしれん。

ということで、BMWスタジアムへ。ちょっと早めに出発して、フードパークでローストビーフ丼で腹ごしらえ。風は強かったが天気もよかったし、試合前のこのひととき、この雰囲気、やっぱりいいのう。おっ、そこにいるのは湘南乃星の菊池大介じゃないか。今年は生え抜き中心選手として大活躍を期待しておるぞ!

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で、かんじんの試合のほうはというと……

2016 J1 第1節 @ Shonan BMWスタジアム平塚

湘南ベルマーレ 1-2 アルビレックス新潟

残念ながら新潟のゲームプランにはまって開幕戦は黒星スタート。今日のハッピーターンは歯ごたえがあった。2点目をとられた瞬間、わしもちょっと萎えちゃったよ。スタジアム全体もそんな雰囲気で、8Gの爆心地以外は静まり返っちゃって、新潟サポのチャントが鳴り響いて……それじゃあ、いけないんだけどね。

じゃが、けっして悲観する内容ではなかったことだけは確か。湘南らしさは出せていたし、スタイルの継続と成長という点では、手応えを感じさせてくれる試合だったと思う。

注目のスタメンは昨シーズンとあんまり変わらず、ぱっと見はの印象としては、おもしろみがないw システムは同じだし、永木の代わりに石川俊輝、遠藤航の代わりに島村が入っただけで、補強組のスタメンはGKの村山だけという布陣。いささか拍子抜けじゃが、そのいっぽうで、えもいわれぬ安心感はある。

じっさい、失点するまでの湘南のパフォーマンスはすばらしかった。縦への意識、球際も激しくいっていたし、セカンドボールも拾えて、何度も決定的なチャンスをつくっていた。驚いたのは藤田祥史の無双ぶり。ボールも収まるし身体も強い。ポストプレイヤー不在が課題だった湘南にとって藤田の覚醒はでかい。

それだけに、この時間帯に1点とっていたら、逆の結果もありえたじゃろう。先制点をとられてからは、ちょっとぐだぐだになってしまい、けっきょくは試合終了間際にもらったPKで1点返しただけ。「決めるべきところで決めていれば……」というのは今にはじまったことじゃないし、前がかりになったところでロスト、カウンターから失点というのも、昨シーズンに何度かみた光景。長所短所とも継続しているということか。ここはもう、織り込み済みということで。

ただ、今日は藤田征也がいまいちというか、よくなかったな。開幕スタメンの緊張感に、古巣相手ということで、慎重になりすぎたかも。切り替えて、つぎはがんばって、本来の突破力と正確なクロスをみせておくれよ。

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今シーズン、湘南はどこまでやれるか。解説者の予想では、戦力ダウンを指摘されながらも、おおむね好意的な感じがする。主力を引き抜かれるのはブロビンチャの宿命じゃが、それでもパフォーマンスが変わらないことを証明してほしい、という期待がこめられているようにすら思う。そうした期待に、今日、選手たちが応えられたかどうか、それは、人それぞれ見方がちがうはず。

じゃが、わしはかなりの手ごたえは感じたぞ。負けてしまったし、まだ1試合でどうこうはいえんかもしれんが、でも、永木の抜けた穴はそれなりに埋まりそうな感じがする。今日出場した石川、下田、パウリーニョは、みんなそれぞれが持ち味をもっているし、菊地俊介も含めて高いレベルでのスタメン争いが、さらなる成長をもたらしてくれると信じておる。航と秋元のところは……もう少し、長い目で見ましょう。いや、村山と島村がダメといいたいわけじゃないので、ねんのため。

もっとも、ホームゲームだし、このあと川崎、広島、浦和とつづくだけに、今日は勝っておきたかったというのが本音ではある。悲観はしてないけれど、でも、苦しい序盤戦になることだけは覚悟しておくし。

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