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鎌倉ではたらく太守のブログ

愛犬家で歴オタ、うつつなき者の備忘録。湘南ベルマーレを応援中。

島津豊久、織田信長、那須与一…アニメ「ドリフターズ」がはじまった件、感想とかもろもろ

 TOKYO MX TVで、平野耕太さんの原作コミック「ドリフターズ」のアニメ版がスタートした。「ドリフターズなのになんで土曜の8時じゃないんだ!」と、昭和世代ならお約束なつっこみのひとつも入れてみたいところじゃろうが、もちろん、そのドリフではない。ちょうどPVがあったので、「ドリフ」ってなに?というかたは、こちらをみてもらうとして……

第1話の感想じゃが、ほぼイメージどおり。声優さんも音楽も、絵柄も画面展開も、期待以上。金曜日23:00ということで、TVK「Spiritベルマーレ」と重なるけど、まあ、いたしかたなし。

時は1600年、関ヶ原・烏頭坂。西軍劣勢で退路を断たれた戦国武将・島津豊久は、伯父・島津義弘を薩摩へ戻すため“捨てがまり”で敵の大将・井伊直政の首を狙う。捨て身の戦法で見事直政に一矢報いるも、首を取るまでには至らず瀕死の重傷を負った豊久。満身創痍で山中を彷徨っていると、突如、奇妙な空間に足を踏み入れる。事務机に座る謎の男、紫が書類にサインをすると豊久は否応なく扉の向こうの異世界へと送り込まれるのだった。 かの地で目を覚ました豊久は驚愕する。そこには死んだはずの英傑・織田信長、そして古の武者、那須与一がいた!(番組公式サイトより

烏頭坂での捨てがまり、井伊直政との合戦シーンは迫力あったし、織田信長那須与一と語りあうシーンもシリアスあり、コメディありでよかった。ただ、原作を読んでない、歴史ぜんぜん知らん、予備知識0という人がいきなりみたら、なんかもう、ぐっちゃぐちゃでぶっ飛んでいてよくわからん!という感想になるかも。まあ、それがまた、この物語のおもしろい、やみつきになるところなんじゃが。

ちなみに、初見の方のために、原作に出てきた登場人物を列挙しておくとー

島津豊久織田信長那須与一ハンニバル・バルカ、スキピオ・アフリカヌス、ワイルドパンチ強盗団、菅野直、山口多聞安倍晴明アドルフ・ヒトラー土方歳三ジャンヌ・ダルク、アナスタシア・ニコラエヴナ、ラス・プーチン明智光秀源義経……

錚々たるメンバーじゃな。

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生死・消息がよくわからない歴史上の人物たちが死の直前に異空間へと召喚され、バトルを繰り広げるというストーリー。それぞれの人物は、それぞれの思いをもったまま集結し、遭遇する。

信長「関ケ原……美濃のか?」
豊久「おう、徳川勢と石田勢の大戦じゃ」
信長「ん? 待て待て待て! 石田って茶坊主の? なんで徳川がそんなところで戦をする?」
豊久「なんでって、関白亡き後、世は戦国逆戻りよ」
信長「関白? なんで関白なんぞが天下を差配する!」
豊久「関白殿が天下を取ったからよ、関白秀吉公が!」
信長「待てーい! なんで、あのハゲネズミが天下とってんだよ!!」
豊久「なんだあ! もうめんどくさい! 明智滅ぼして、柴田も滅ぼして天下取ったんだよ、秀吉が!」
信長「勝家死んだのかよ! お市は、丹羽は、一益は、利家はー」
豊久「ぱっとしねえよ! 織田家はいま、家康のお茶汲みよ。天下布武なんぞ、だれも覚えちょらん!!」
信長「なにぃ!!!」

こうしたキャラたちが、自分の死後の歴史がどうなったのかを語りあう場面は、歴史好きにはたまらない。

信長「信忠はどうした。倅、信忠は……」
豊久「……死んだ。光秀に二条を攻められ、お前さんが死んだと聞いて、城を枕に最後まで戦って死んだ」
信長「……馬鹿息子じゃ。馬鹿たれが……さっさと逃げればよかろうに……ふふふ、人間五十年、俺の五十年はぜんぶムダか……」
与一「……すべては無常ですな。私も信長殿から源家が滅び、鎌倉の幕府がなくなったと聞き、驚きました……」

与一、すまんのう。わしが鎌倉を滅ぼしてしまったんじゃ。信長はさぞかし、わしや北条のことを悪く言っとったんじゃろうな。わしも東勝寺で自決直前にドリフターズとして召喚してもらえれば、申し開きのひとつかふたつもできるんじゃが……それはないじゃろうな。わし、たぶん役に立たんしw

閑話休題、原作もまだ進行中じゃし、今後、このアニメがいつまで続くのかわからんが、豊久ら漂流者たち=ドリフターズと黒王率いる廃棄物=エンズとの壮絶なバトルが、今後、どう描かれていくのか、じつに楽しみじゃ。

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