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うつつなき太守(なりきりです)による歴ヲタの備忘録

湘南 VS 町田...2017共走湘南、完結

できれば勝って、踊って、締めくくりたかった。でも、ある意味、今年の湘南ベルマーレを象徴する試合だったのかもしれない。

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2017 J2 第42節 @ Shonan BMWスタジアム平塚
湘南ベルマーレ 1−1 FC町田ゼルビア

今日も前半はダメダメ。優勝&昇格が決まってから、ずっとこんな調子。後半、どうにかこうにか山田直輝のゴールで追いついたものの、シーズン最終戦のホームゲームを勝利で飾れなかったのは、いかにも残念じゃ。とはいえ1−1で迎えた終盤に、中村祐也にボールがわたってシュートを打たれたときは、恩返し弾で負けを覚悟したくらいじゃから、セレモニーを前にして最悪の結果は逃れたということで、よしとしようか。

はたからみると、今年の湘南はわりと楽に昇格、優勝したようにみえるかもしれん。じゃが、まったくそんなことはなくて、実態はかなり苦しい1年だったように思う。河野太郎外務大臣は、\湘南圧勝/としばしばつぶやいていたが、そんな試合はほとんどなかった。はっきりいって、今年の湘南ベルマーレはぜんぜん強くなかった。試合終了後のセレモニーで、チョウ監督もそんなコメントを残したが、実際のところ、どの対戦相手にも苦しめられた。2014年のような圧倒的な強さはなかったし、2012年のような若さあふれる、けれんみのない戦いぶりも影を潜めた。

ただ、それでも湘南は勝った。負けなかった。勝者のメンタリティとか、偉そうなことはいわないが、ともかくも積み上げてきた勝点83。それは誇るべきだと思う。「何がなんでも勝つんだ!」という気持ちが、相手より上回ったからこそ、成し遂げた今シーズンの優勝。けっして強くなかったが、選手たちの懸命さ、真摯さは伝わってきたし、それらを引き出したのは、まちがいなくチョウ監督の手腕。わしらサポーターも、それを信じて、声を出し、飛んで跳ねた1年間じゃった。

もちろん、J1は気持ちだけでは勝てない。どのクラブよりそのことを痛感しているのは、まちがいなくわれわれじゃ。おそらく来年は茨の道。じゃが、それはそれでよい。来年のことは、すべれこれから。わが街、鎌倉市も来年から湘南ベルマーレのホームタウンになるし、いまはただただ、来年が待ち遠しい。

ということで、来週からしばらく暇で退屈な週末。年末気分がどっと出てきましたよ。

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